『日本残酷物語(1)』
- 作者: 宮本常一,山本周五郎,揖西高速,山代巴
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 単行本
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20150221開始, 20150223読了
船 陸地に 生きた人間は殺してから引き上げることが普通 難破船の部品で家を造ってたほど
山中の生活には寛容はなかった。どんな場合にもきびしさと強さが要求されたのである。それにもかかわらず、その生活は貧しくまたわびしいものであった。
p44
山も旅人に不寛容 ;; ギンコ的なことできんな
江戸のように生活が安定してるとこでも犯罪は絶えず、犯罪者は盗みとかでも死刑になった
戦争で住民登録が始まるまでは、北海道にはオドとよばれるどこからながれついたかわからない男たちがいた. 焼酎を飲んでばかりでみんな穏やかな人柄
オドは乞食の一種だがもともと人間味の薄い土地のためか親しまれた
老人のかなしみは, 家族のなかでじぶんが役に立たなくなった人間だということを意識することだ.自分の仕事や誠意が家族たちからとりあげてもらえないということだ.
p.342