『小さなチーム、大きな仕事』

2023-03-06 開始
2023-03-08 読了

原題: REWORK
原著2010年出版

Rails 作ってる DHH たち(37 signals)の書いた本
小さなチームは通過点ではなく目的地になりうる
失敗は過大評価されている。成功するに越したことはない
自分(たち)の問題を解決する製品を作れ

毎日数時間を捻出してまずはじめてみる
やり始めれば興味と興奮が本物だったのかどうかわかる

外部の資金を入れるのは最終手段
コントロールを失う。他人の金は癖になってしまう。投資家は現金が素早く戻ってくることを望んでいる。基本的に不利な取引。顧客が後回しになる。資金調達にあたまがひっぱられる。など

スタートアップは現実のビジネスを無視しようとする魔法の世界。あてにしてはいけない。初日から利益をあげろ。
身軽なのはいいこと。素早く動ける。足りないことは工夫で補うモチベーションになる。
これを削ったらもう売るもんがねぇ、というコアの価値にフォーカス。機能フルセットの半端製品よりも機能半分でいいから完成品を売る
副産物を売ってみる。
会議は害悪。まとまった時間にしか仕事は終わらない。確保する。
2時間で終わると思って始めたことにおつのまのか4時間かかっていて、しかも 1/4 しか終わってない。つまり終わるまでに16時間かかる。ここで取り得る道は
・ヒーローモードになり、外界をシャットアウトして終わるまでひたすらやり続ける
・当初の計画、2時間で終わるならやっても良かったが実際どうか?と振り返って再度計画を立てる
の2つだが、前者は避けること。ヒーローになるな。

人間は見積もりが下手。
スケジュールを小さな単位に分けるとちょっとマシ。TODO リストも長大なものを一つ持つより、複数に分解しよう

競合/敵をもって、それのアンチとして意見を言う。スタンスを明らかにする一つの方法。
競合製品よりも「少ないこと」をやる。小さなことをうまくやる。

顧客の求めるものを作っていてはダメ。自分がいいと思うものを作る。
顧客の言葉を聞いていたらもっと速く走る馬を提供していただろう、というヘンリー・フォードの言葉。
最初に無料で提供して、いいものだとわかってもらって金を払ってもらう。

舞台裏を見せる。プロフェッショナルには見えなくても本物であることはわかる。

マーケティングは、会社のみんなが行うものである。365日、24時間いつでも。
何かコミュニケーションの手段があるのなら、マーケティングはできる。 (p.187)

対応の速度はすべてを変える

全員を最前線へ送る。仕事はすべて経験してみて、経験した後にそのポジションに必要な人を雇う

人は習慣の生き物だ。何かが変わるだけでネガティブな反応を示す。習慣が乱されると反発し、文句を言い、元の状態の戻せと訴える。 (p.233)

ポジティブな意見よりもネガティブな意見の方がうるさく聞こえる。満足している人はあまり声を上げない。

ひらめきには賞味期限がある。何かやりたことを思いついたら、今やる。二ヶ月後ではなく。