★★★★☆

『純粋理性批判』イマヌエル・カント

すべての認識は経験のあとに来る しかしすべての認識が経験"から"生じるとは限らない 経験から独立した認識を「アプリオリな」認識とする. たとえば以下. 数学の命題 すべての変化には原因がある, ということ 分析判断と総合判断の区別. 経験判断はすべて総…

『記憶のしくみ(上)』エリック・R・カンデルら

by エリック・カンデルら 20140822ごろ開始 - 20140825読了 感想 知ってる内容が多かったが, 完全なindex式辞書本でもなく長々としたストーリーでもなく, バランスがよいので「あれこのへんどうだっけ」という時に少し時間を取って読み返すとよさそう. メモ …

『疫病と世界史』William H. McNeill

読了は2012-3年ごろ? 20140824メモ化. 上巻 慢性的な伝染病, 精神病, 老衰は常に存在するもの. 一方で感染症が, それまで流行したことのない住民に広がると, 患者のかなりの割合が死亡する. しかも, 健康な年代の男女が死にやすい. 新しい技術が開発されるた…

『となりの億万長者』Thomas J. Stanley

20140822開始, 同日読了. 7年ほど前に図書館で借りて読んだらしい. 購入して再読. 感想 主張するテーマはほんとに少なく, 新しさがないため★3にしようかと思ったが, 再読の偏見もあるしデータの貴重さ考えて★4にしとく. メモ 長年の億万長者調査から得られた…

『稲盛和夫の実学 経営と会計』

前段 20140730再読開始, 同日読了. ざっくり. 最初に読んだのは新卒だから4年前くらいか? 稲盛和夫, 27歳で京セラ創業. 真剣に経営に取り組もうとするなら, 経営に関する数字は, すべていかなる操作も加えられない経営の実態を表す唯一の真実を示すものでな…

『遺伝子医療革命 - ゲノム科学がわたしたちを変える』フランシス・S・コリンズ

20140611開始, 同日読了. Kindleで購入. もとは論文輪読会の中で紹介されたもの. 主に前半の, 10年前は最先端だった遺伝子検査周辺情報を学ぶために読んだ. 再読ポイント: 後半(5,6章以降), および3章 著者: フランシス・S・コリンズ 著者はワトソンの立ち上…

『世界一やさしい会計の本です』山田真哉

20140611再読開始, 同日読了 なんか新装版できてるな. 売れてるのか 読み方のコツ 割り算を使う 大きな数字に着目する お金の回転を知る - |木(資産)| ← |水(資金源)| ↓ ----------------- |火(費用)| → |金(収益)| 回転が途切れると黒字でも倒産する 目に見…

『螺旋のエンペロイダー Spin1.』上遠野浩平

いったい僕らは何に圧迫されていたのか。不満の種はなんだったのか。いや過去形で言っている場合ではない。今でも僕らは漠然と、どこか不満である。何かに押しつぶされている気分である。何かに支配されている。だがそれが何なのかわからない。コイツが元凶…

『ゲノムサイエンス』榊佳之

20140711開始 - 20140714読了 再読ポイント: 5, 6章 DNAが直で動くトランスポゾン レトロトランスポゾン = いっぺんRNAに転写され, 逆転者酵素でDNAに戻る レトロウイルスに類似した配列 レトロトランスポゾンのひとつL1は, ヒトゲノムの10-15%にもなる. L1…